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気ままに咲いた

古びた村からこそっと思いついた事を書いています

ど田舎の葬儀事情について今と昔の違いを熱く語ってみる

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商売をしているので取引先やら何やらで葬儀に参列する事が結構な頻度であります。お葬式なんてないに越したことはないけれど、やっぱり身近な方やお世話になった方が亡くなるのは寂しいですね。

田舎の葬儀事情今昔

まずお断りしておきますが、この田舎の葬儀事情と言ってもあくまで僕の住んでいた(実家)の事であり他地域の田舎の事情とは異なりますのであしからず。

僕の故郷はど田舎です

コンビニもなくスパーも車で10分位走らないとたどり着けない、おまけに電車も廃線になってしまってバスも1時間に1本あればいい位の素晴らしいのどかな農村地帯です。

近くに食料品などを扱っていた個人商店があったのですが、そこのおばちゃんもかなりの高齢になってしまって最近店を閉めました。

おばちゃん元気かな。。

組内と言われる町内会

数少ない町内会のようなものを組内と呼んでいます。ウチの組内は18軒程度で、持ち回りで班長さんを決めて運営しています。

組内内でお葬式でもあれば半強制的にお手伝いに行かなければならないしきたりのような暗黙のルールが存在します。

昔は1家庭2人と決まっていて、「お通夜」「本葬」「後片付け」と3日間駆り出されていました。さすがに今は、会社勤めの人が多いので2人という事は無くなりましたが、1人はまだ必ずお手伝いに出るようです。

しかし、このお手伝いなのですが行かないものならその理由にかかわらず「○○ちゃんとこは葬式の手伝いにも来ない」何て村中の噂になる事は言うまでもありません。

いるんだよね。問答無用で火を付ける人が( ˘⊖˘).。oO(芋でも掘ってなさい)

べろんべろんの爺さんが必ずいた

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組内の長老何て呼ばれている爺さんに多いのですが、ただ酒飲んで訳の分からない講釈を延々と語る迷惑爺さん。手伝いが終わって早く帰ればいいのに最後の最後まで酒飲んでグダ巻いてる爺さんが必ず存在した。

お決まりはぐでんぐでんになるまで飲んで、正体が分からなくなって家まで当家で送りと届けるというパターン。こんなの田舎だから許されるのだろうけど、迷惑以外の何物でもない。

こんな爺さんに限って訳の分からない正論を振りかざすんだよな。タチ悪すぎ。

子供心にこういう大人に絶対ならないように幼心に誓ったもんでした∠( ˙-˙ )/

 

自宅葬から斎場やセレモニーホールへ

今でこそ斎場やセレモニーホールを借りて葬儀をとり行うが、前は自宅葬が主流でした。このころですね。お手伝いは必ず2人出るというのは。

ウチもじいちゃんが亡くなったときは自宅で行いましたが、来客の接客やら食事の支度など何か物凄くお手伝いの人たちが慌ただしく動いていたのを覚えています。

来客の人たちはかなりの数になりそこにお手伝いの人たちが加わるのでちょっとしたコンサートかというくらい大盛況でした。

居場所がなかったです。

火葬場

ウチの田舎は火葬場の建設がかなり遅れていました。そんな訳で当時は「土葬」でしたからね。今では考えられないけど「六道」と呼ばれる人を組内から決めて穴を掘って仏さんを埋葬していましたからね。

何時代だよここは!

六道(ろくどう、りくどう)
仏教において迷いあるものが輪廻するという、6種類の苦しみに満ちた世界のこと。

  • 天道(てんどう、天上道、天界道とも)
  • 人間道(にんげんどう)
  • 修羅道(しゅらどう)
  • 畜生道(ちくしょうどう)
  • 餓鬼道(がきどう)
  • 地獄道(じごくどう)

仏教では、輪廻を空間的事象、あるいは死後に趣(おもむ)く世界ではなく、心の状態として捉える。たとえば、天道界に趣けば、心の状態が天道のような状態にあり、地獄界に趣けば、心の状態が地獄のような状態である、と解釈される。

六道 - Wikipedia

葬儀は農協(JA)の独占

自宅葬と言っても、なにからなにまで素人が出来る訳ではなく、必ず業者は入ります。祭壇やら棺桶の手配やらお坊さんの手配などなどです。

業者の選択の余地はなく農協一択です。民間の業者が近くになかったというのもありますが、とにかく農協です。農村部は農協が絶対なのです。

当時は競合他社がないことを良い事に、かなりの殿様商売という感じでしたね。それでも農協は絶対でした。

民間企業が参戦

何年前になるだろう。長らく続いた農協の独占に待ったをかけるように、民間企業がセレモニーホールを引っ提げてこのど田舎の葬儀戦線に参戦してきました。

当時はこんな田舎で商売が成り立つのか疑問でしたが、都会でも田舎でも亡くなる方は必ずいるんだよな。

こういう関連の職種は地域性云々は関係ないようだ。

費用面では少々割高になりますがアフターフォローなどを含めサポートは農協より格段に良いので段々そのシェアを伸ばして行っています。

サポートが充実しているので、ほぼ丸投げでき必ずお手伝いに行くなんて事も少なくなりました。少々の割高ならこちらを選ぶ方が正解でしょう。

そうは言っても1人はお手伝いに出ているようですが。

やること無いでしょうに、相変わらずだわ( 厂˙ω˙ )厂

一般葬と家族葬

企業関係だと家族葬という訳にはいかないのでしょうが、親しい親族だけのしめやかな家族葬が増えています。

とはいえ、これは都市部での話であって僕の所のような田舎ではまだ家族葬なんて言葉さえ知らない年配の人はたくさんいます。

田舎の葬儀は見栄の張り合いだから一般葬

まぁ、これは田舎の田舎たるゆえんなのですが、葬儀の定義といえば参列者が何人来ただのお花や花輪が何本上がっただの見栄の張り合いがあります。この傾向は年配者が多いのですが、こんな事競って何が偉いのか疑問です。

家族葬

今注目の葬儀方法になります。

綺麗ごとを言うつもりはありませんが、葬儀には本当に故人を心から偲んでくれる人たちで見送ってくれればいいのではないかと思います。

また現実的な事を言えば、家族葬の方が費用面でもはるかに軽減できるので残された遺族の負担は少なくなります。

なんだけどウチの田舎の方で家族葬なんてやったらケチりやがってなんて村中の噂になるんだろうな。

 

一般葬の花装飾

最後に花の装飾についてです。

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よく見かけるスタンダードスタイルです。一般的といえば一般的な装飾なので目新しさはあまり感じません。費用面では装飾の規模にもよりますが何十万から何百万までピンキリです。

ウチの田舎の方でも花祭壇はそうそう見かけませんね。

家族葬儀用花祭壇

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 これは大手の花屋さんが提案した家族葬の花祭壇です。

一瞬ブライダル装飾かと思わせる葬儀用花祭壇です。遺影でもなければブライダルのメインテーブル装飾ですね。

このスタイルでとり行う場合は什器等の関係もアリかなり高額な費用になるかと思います。規模にもよりますが(^^;

まぁ、ここまでのものはなかなかお目にかかる事は無いでしょう。

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昨今は個人葬などが増えてきて葬儀その物のあり様が変わりつつあります。それに伴い従来の和菊などから故人の好きだった花、故人らしいイメージの花を使うなど飾る花のあり様も変わってきました。

あとがき

僕の田舎でも世代交代が進み今までの訳の分からないしきたりのようなものはなくなりつつあります。

従来のやり方を全否定するつもりはありませんが、今のライフスタイルに合わせて柔軟に変化して行かなければなりませんね。

見栄だけ張ってもくだらない!

 

そんな訳で色々愚痴りましたが、それでもやっぱり僕は故郷が大好きです。取って付けたようなシメですが本音です。

 

それでは、終わりです。